こんにちは!
只今育休中のワーキングマザーあつこです。
東京都の報道発表によると、東京都の待機児童数は5,414人。待機児童問題はまだまだ深刻な状況と言わざるを得ません。
うちの息子は2018年9月に産まれたのですが、次の4月には保育園に入れたいと考えていました。というのも、1歳児よりも0歳児の方が圧倒的に保育園に入りやすいからです。同じ考えの家庭も多いのではないでしょうか。
しかしながら、だいたい11月には保育園の申し込みをしないといけないので、9月産まれの我が家の場合、産後に準備する時間はほとんどありません。妊娠中から準備を進めておくことがとても大切です。
この記事では、9月産まれの息子を保育園申し込むまでにやったこと、工夫したことをご紹介したいと思います。細かいルールは自治体ごとに異なるかとは思いますので、その点は適宜読み替えてください。
尚、どこの家庭も認可保育園を狙っていると思いますので、ここでは認可保育園を前提として記述しています。
まずは区役所へ
そもそも、最初は保活について、先輩ママから聞いた話やインターネットで少し調べた程度のうっすらとした知識しかなかったので、まずは区役所で資料をもらいがてら、いろいろ聞いてみようということで区役所へ出向きました。
私たちは共働き夫婦なので、4月の平日に有給で休んで保活について話を聞きに行きました。産まれてくる子供のことを夫婦で考えるためにも、夫婦で行くことをオススメします。産前産後は何かとバタバタしていますので、妊娠中の動きやすい時に行っておくと良いでしょう。
昨年度の保育施設利用申し込み案内をもらう
平日の午前中に行きましたが、区役所は空いていましたので、すんなり順番が回ってきました。保活について全体的に何をすればいいか聞きたいということを話したところ、親切丁寧に案内をしてくれました。
ただ、4月時点では、次年度の保育施設利用申し込み案内はまだ配布されていませんでした。ルールが大きく変わることはないということでしたので、昨年度の利用案内を受け取り、説明を受けました。
次年度の案内は、10月下旬〜11月上旬頃に配布とのこと。結構直前なんですね。
説明を受ける
説明を受けた内容は、主に以下になります。
- 認可保育所、認定こども園、小規模保育園、保育ママ等、保育施設の違い
- 申し込み期間や申し込みの受付場所
- 必要な書類
- 調整指数
- 保育施設一覧
基本的には、受け取った昨年度の保育施設利用申し込み案内に沿った説明なので、読めばわかることがほとんどです。
ただ、直接区役所に行けば、ちょっとした疑問もその場ですぐ教えてくれます。細かいルールはやはり聞いた方がわかりやすいです。
特に、調整指数については、私は先輩ママから聞いていたのでなんとなく知っていましたが、夫はあんまりわかっていなかったので、わざわざ時間をとって、夫婦で区役所へ行って良かったです。
自治体のホームページで利用案内は公開されていると思いますので、「市役所へ行く時間がないよ!」という方は、まず自治体のホームページから昨年度のものをダウンロードして、じっくり熟読すると良いかと思います。
夫婦で話し合い
必要な資料や知識が揃ったら、次は夫婦で作戦会議です。
調整指数の計算
貰ってきた資料で調整指数で計算すると、私たちは
- 保護者の労働時間(我が家の場合、夫婦各23点ずつ)
- 主たる保育者の勤続年数(我が家の場合、ママが3年以上で2点)
のため、計48点でした。私たちの自治体の場合は、フルタイムの共働き夫婦はこの点数になりそうです。市区町村により点数配分は変わりますので、参考程度に。
通える認可保育園の調査
続いて、この「48点」という調整指数で、家から駅までの近辺で通える認可保育園を調べます。
自治体のホームページで、保育施設ごとの「最低指数一覧」という資料や、昨年度の申込者が内定した一覧が見られる、「保育施設別・年齢別・指数一覧表」という資料が公開されているので、それを参考にしました。
「最低指数一覧」は、その名の通り「その保育施設に入るための最低指数」ですので、これが48点を超えているものはそもそも入園は厳しいということです。
ただ、「最低指数一覧」で48点だったとしても、この48点の人数が多ければ、同点でも待機児童となる可能性が出てきますよね。そこで「保育施設別・年齢別・指数一覧表」を見ると、保育施設の年齢ごとに、調整指数が何点の人が何人申し込んで、どこまでが内定でどこからが待機だよ、ということがわかります。
なお、同点の場合は、またそこで優先順位が付けられ、その優先順位が高い人から入園できる、という仕組みです。この優先順位の付け方は自治体によって異なりますが、多くの場合、差がつくのは「世帯年収」のようです。世帯年収が低い世帯が優先されるみたいですね。
申し込み候補リストをピックアップ
こんな感じで、入園できそうかつ良さそうな保育園を調べたら、それをパソコンで取りまとめます。職業上、パソコンが得意な夫にまとめる作業をお願いしました。
我が家では保育園を調べるところから夫婦二人でやっていましたが、保育園を調べるところであまり協力してくれなさそうな場合、こういったパソコンの作業など、夫の得意分野からできることをお願いすると協力を得やすいかもしれません。
好きなようにまとめていいと思いますが、私たちは以下を表にしてまとめました。
- 地図
- 保育園名
- 年齢ごとの定員
- 保育時間
- 延長保育時間
- 指数
- 備考
備考には、「最低指数一覧」と「保育施設別・年齢別・指数一覧表」とを照らし合わせて、入れそうならば「チャンス有り」ムリそうなら「厳しそう」そんな感じで記入しました。
私たちの自治体は、保育園入れないワーストランキングの常連なのですが、調べてみるといくつか入れそうな保育園が見つかりました。申し込み時に希望の保育施設を5つしか書けないので、明らかに点数が足りない園に希望を出しても枠を1つ無駄にしてしまいます。しっかりと調査をした上で慎重に選びたいところです。
保育園の見学
さて、ここまで調べると、通うことができそうな保育園がなんとなく見えてきました。ここからは、実際に保育園を見学して、どこに子供を預けたいかを検討する必要があります。
見学のアポを取る
まずは、保育園に電話して見学のアポを取りました。
出産直前はお腹が大きくなって動きづらそうですし、出産後はそれどころではなさそうです。私は7月末から産休の予定だったのですが、産休開始直後に保育園の見学に行きたかったので、産休に入る1か月前(6月末)に電話で見学の予約を取りました。
私は最終的に7つの保育園に見学へ行ったのですが、保育園によって
など対応は様々でした。
ただ、どの保育園にも共通していたのは、「お盆前後を除いて~」ということと、「午前中の時間帯で」ということでした。
この時期は、夫は仕事が忙しかったので、私が産休に入ってから一人で見学に行くことにしました。
持ち物、聞く内容など
「持ち物はなにかありますか?」と予約の際に聞いてみたところ、「特にありません」とのことでしたが、スリッパを一応持参しました。(が、どの保育園も用意してくださったので登場する機会はありませんでした)
そのほか、一応聞く内容をメモするために、ペンとメモだけ持参しました。
聞く内容は人それぞれかと思いますが、私が聞いたことはこんな感じです。
- 保護者が参加するイベントは何曜日にやることが多いのか
- 家から持参するものはどんなものがあるか
- オムツのゴミは捨ててくれるか
- どんな遊びをするか
- どんな勉強をするか
- 食事の献立や方針
- 外遊びの頻度
- ベビーカーは置いておけるか
- 延長保育の有無、時間、値段
- 土曜の一時保育の有無
- 保育園のクラス別の人数
- 熱がどれくらいになったらお迎えに行くのか
驚いたのは、同じ地域の保育園でも、オムツゴミの対応が全然違うことでした。全て捨ててくれるところもあれば、おしっこは捨ててくれるけどうんちは持ち帰りのところもあり。全部持ち帰りのところも1箇所だけありました。
園ごとに異なることも多いので、いくつかの保育園を並行して見学しておくと、比較できて良いかと思います。
夫婦で共有
私も夫もよくEvernoteを使うので、そこで保育園ごとに見学した内容や感想をまとめておきました。
ちょっと面倒かもしれませんが、こうしておくと、あの園ではどうだったかな、この園ではどうだったかな、ということが比較できますし、夫婦で保育園の優先順位をつける上でもいい材料になること間違いなしです。
何より、夫婦で共有することで、見学に行っていないパパも関心を持ちますし、口で話して共有するよりも、わかりやすいと思います。
ママだけのメモにしないことがポイントです。
「微妙そうだなー」と思っていた園も、見学に行ってみたら意外とよかった!と思ったところもありましたし、見た目は立派だけど、行ってみたらなんか違った、というとこもありました。
「百聞は一見に如かず」とはよく言ったもので、ホームページ上であれこれ考えているよりも、見学に行った方がわかることは圧倒的に多いです。少なくとも、第一希望の保育園は見学に行くことをオススメします。
最新版の保育施設利用申し込み案内をもらいに行く
その後、9月に息子を出産し、なんだかんだとあっという間に時間が過ぎ、今年度の保育施設利用申し込み案内の配布の時期となりました。
私たちの自治体では、4月入所に限っては、認可保育園で書類の配布や申し込み受付が可能でしたので、さっそく初日に書類を貰いに行きました。
私たちは会社員だったので、「勤務証明書」というものを会社に記入してもらう必要がありました。すぐに会社に申請をしたところ、1週間もかからず書類が郵送されてきました。
必要な書類を揃えて全て記入して、さっさと近くの認可保育園に提出をしました。こういうものは、時間に余裕を持って早め早めに進めるのがいいですね。
以上で、保活は終了。あとは、合否を待つのみです!
保活の感想
9月生まれの場合、産後すぐに保育園の申し込み期限がきます。思っている以上に時間がないので、春くらいから夫婦で保育園をどうするのか考えておいてよかったと思うと同時に、早めに準備していなかったらどうにもならないとも思いました。
パパのお仕事が忙しかったり非協力的だったりすると、ママ一人で保活をしてしまった方が早いし楽かかもしれませんが、これから夫婦二人で子供を育てていくことを考えると、早い段階から子供の準備を夫婦二人でやっておくと、何かと二人で話し合えるし良いと思います。
我が家の場合は、一番最初に区役所に行く段階から夫婦二人で準備を進めていたので、同じ悩みを夫婦で共有できてとてもよかったです。
まとめ
最後に、準備を始めてから申し込みを済ませるまでの流れをもう一度まとめます。
4月 区役所で昨年度の保育施設利用申し込み案内をもらい、説明を受ける
5月 夫婦で作戦会議、通える保育園のピックアップ
6月 保育園にTEL、見学のアポを取る
7月 保育施設見学
9月 出産
11月 2019年度版保育施設利用申し込み案内をもらう
会社に勤務証明書をもらうなど、必要書類を整える
申込書を提出する
産後は、思っている以上に時間がありません。また、保育園の申し込みのシステムもなかなかに複雑です。希望する保育園に入るためにも、早い段階から保活を始めると焦らずスムーズに準備を進められます。
これから保活を始める方は、参考にしてみてください。