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ちょっと微妙?JAこども共済の見積もりをもらったので紹介します

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こんにちは。

先日、JAの知人を通じて「JAこども共済」の見積もりをもらいました。

結論としては、「我が家は加入しない」ということにしましたので、その理由と合わせて保険の内容をご紹介したいと思います。

保険を勧めてフィーをもらうような紹介記事ではないので、正直ちょっと微妙だなーと思う理由をストレートに書いていきます。

保険のプランは?

こども共済の主な目的は、「医療保障」と「教育資金の準備」の2つかと思います。

今回提案してもらったのは、この2つが含まれている「医療共済セットプラン」というものでした。一般的な大学卒業年齢である22歳を満期としています。

共済掛金

共済掛金は、月払いと年払いで多少費用が異なります。年払いの方が安いので、そちらを前提に話を進めます。

年払いの支払い金額の内訳は、¥116,112のうち¥101,898がこども共済、残りの¥14,214が医療共済となります。

こども共済は22年間払い込むため、年払いの場合は¥116,112の22倍で¥2,237,004です。

医療共済は、10年ごとに更新とのことで、とりあえず最初の10年は¥14,214の10倍で¥142,140となりますね。

こども共済の保証内容は?

いわゆる「祝い金型」と呼ばれるもので、子供の節目ごとに祝い金をもらえる保証となります。

JAこども共済の場合、合計6回祝い金がもらえるようです。

  • 3歳:10万円
  • 5歳:20万円
  • 11歳:20万円
  • 14歳:40万円
  • 17歳:60万円
  • 22歳(満期):50万円

合計すると、200万円もらえる計算になりますね。

ってあれ?これって本当に得しているの?と思ったアナタ。

そう、先ほど計算した結果を見ればわかりますが、払い込む金額に比べて受け取る金額の方が少ないのです。

ただ、単純に損をしているというわけではなく、この他に保障がついている、ということのようです。では、多く払い込む23万円分の保障とはどんなものなのでしょうか。

保障1:契約者に万が一の場合、以後の共済金払い込みが免除

世の多くの保険にも、これはついていますし、その名の通りなので説明不要ですね。

保障2:死亡共済金と後遺障害共済金

子供の年齢に応じて、万が一の時に共済金をもらえるそうです。障害の程度は、所定の第1級後遺障害だそうです。この「所定の」というのは特に記載がなく、「ご契約のしおり・約款」に記載があるそうですが、それをもらっていないので詳細は不明です。

  • 0歳〜5歳:200万円
  • 6歳〜14歳:600万円
  • 15歳〜22歳:1,000万円

このこども共済をどう判断するかは、この保障をどう評価するかによるのだと思います。いわゆる、簡易の生命保険みたいなものが含まれているので、ちょっと割高なわけです。

個人的には、こういった共済は子供の教育資金が一番の目的だと思っています。ですので、子供が亡くなった場合に共済金をもらっても、正直なところ全く意味がないかな〜という印象を受けました。

そして、決してこの部分だけではないのでしょうが、多く払い込む23万円の大半はこの分だと思われます。しかしながら、生命保険だけでみると他の掛け捨ての保険に加入した方が安い可能性が高いです。もし子供を生命保険に入れたいと考えたとしても、他としっかり比較検討すべきでしょう。

保障3:災害給付特約

名前の割に対したことないです。

災害で所定の後遺障害になった時、程度に応じて共済金をもらえるというもの。

なぜか重要事項説明書に金額が書いていませんでしたが、パンフレットを見る限りでは第2級の場合が最大で160万円、第10級の場合は10万円、とのことでした。

保障4:特定損傷特約

骨折・脱臼・腱断裂などの場合、共済金が支払われるそうです。

これもなぜか重要事項説明書の概要ページに金額が載っておらず、よくわかりませんでした。

お支払い限度が共済金額(200万円)とあり、最大合計で10回までとのことですので、1回20万円でしょうか。

子供は何かと怪我するでしょうから、もしかするとこれは嬉しいかもしれませんね。

医療共済の保障内容は?

今回はなぜか医療共済とのセットを提案されましたが、書類を見る限り、セットで割引があるのかどうかは不明です。きっと、多少は安いのだと思います。

保障内容はこんな感じです。

  • 入院共済金:1日あたり¥5,000で1回の入院につき最大120日(※ガンの場合は倍額で日数無制限)
  • 入院見舞金:1回の入院につき¥50,000(日帰り入院からOK)
  • 手術共済金:入院中の手術は¥100,000、外来手術は¥25,000(ガンのときは倍額)
  • 放射線治療共済金:1回につき¥50,000(ガンのときは倍額)
  • 先進医療共済金:先進医療にかかる技術料に応じて定める額(通算支払い限度額1,000万円)
  • 先進医療一時金:1回につき先進医療共済金の10%(上限30万円)

他と比較しないとわかりづらいところではありますが、少なくとも0歳〜9歳までの10年間で年額¥14,214、月額にすると¥1,184払う割には保障内容がとても微妙に見えます。

形態が違うので単純比較はできないのですが、私の会社で加入できる医療保障の共済と比較をしても、そちらの方が明らかに費用対効果が良さそうに見えます。ざっくりと比較すると、40%くらいJA医療共済の方が高いのです。

ということで、こちらも特別お得ということはなさそうです。

まとめ

以上を踏まえて、最初にも書きましたが、我が家ではJAこども共済・医療共済に加入するのは見送りました。

こども共済について一番微妙だと思ったポイントは、先ほども書いた通り、子供の教育資金が一番の目的にも関わらず、生命保険など余計なオプションが強制的に付いているが故に割高だということです。

それが格安で付いているならともかく、掛け捨ての生命保険に別途加入した方が安い時点で論外です。

医療共済についても、私の会社の保険と比較したところ、割安な保険とは感じませんでした。唯一、入院見舞金だけは手厚いなーと思ったりもしましたが、そもそも入院日数に応じた保障があれば十分ではないかと思ってしまいました。

そもそも、自治体にもよりますが、マル乳で18歳まで医療費がほとんどかからないわけですから、子供の医療保険は不要ではないでしょうか。

あまり好意的な内容ではなくなってしまいましたが、どこの回し者でもないので別にいいですかね。

  • 教育資金目的の共済に加えて子供に対して手厚い保障が欲しい
  • 複数の保険を組み合わせるのが面倒なので1つで完結したい

という方には、もしかしたらオススメできるのかもしれません。

  • この記事を書いた人

くねお

都内に勤めるシステムエンジニア。 記事執筆のほか、実はWordPressの設定などを行う管理人の中の人という噂もある。

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