前回の記事では、街医者から大きい病院を紹介して、レーザー治療の予約をするまでをまとめました。
先日、1回目のレーザー治療をしてきたので、その内容をまとめます。
日本医科大学付属病院で診察待ち
今回は再診という扱いなので、前回もらった予約票を機械に通して受付票をもらってから皮膚科の受付へ行きます。
10時から10時30分という時間帯での予約でしたが、レーザー専門の医師が多忙のため少し遅れるかもしれない、と事前から聞いていたので、なるべく早い順番になるように10時前には受付を済ませて待機。
時間があったので、レーザー専門の教授を調べてみると、その医師を紹介する記事がありました。
船坂陽子医師率いる日本医科大の美容皮膚科外来は、全国の大学の先駆け的存在。「新しい治療法の効果がどのようなものであるのかを、基礎的な研究で裏付けをとりながら臨床に還元していくのが大学病院の役目」と語る。専門医による、皮膚科学に立脚した診断と治療で高い評価を得ている。なかでも船坂医師は、神戸大学勤務時代に大学病院皮膚科として初めてケミカルピーリングを導入したパイオニア。加えて、まだ日本に40人ほどしかいない「美容皮膚科・レーザー指導専門医」の一人でもある。
参考:時事メディカル
何やら、その道に精通した人らしいです。そりゃ多忙ですね・・
そうこうしているうちに、10時30分近くになり診察室に呼ばれました。
診察
最初は、船坂医師ではなく、他の医師が経過を問診。前回もそうでしたが、各所の蒙古斑の様子を病院のカメラで撮影です。
蒙古斑自体、日が経つことで消えていくものも多いため、日々経過をみるためにカメラに納めていくとのこと。実際、どれくらい変化があったのかは記録残さないとわからないですしね。
諸々終わると、船坂医師が来るまでしばしお待ちを、ということで、診察室内で待機します。
これがまた、結構待ちました。15分ほどでしょうか。
船坂医師が現れると、改めて蒙古斑の状態を聞かれたので説明しつつ、各所を実際に目で見て観察して「ここは消えそう」「ここは残りそう」といった感じで解説しつつ、レーザー治療の説明をしてくれました。
やはり多忙なこともあって、結構な早口で説明を受けましたが、決して適当というわけではなく丁寧に対応してくれているとは感じました。割と難しい話をすごい勢いでしてくるので、その点はちょっと大変でしたが・・
レーザー治療は、やはり早いうちからやった方が効果的ではあるが、必ず消えることを保障するものではないし、赤ちゃんは痛みには強いとはいったもののやはり痛いものは痛いので、特に青痣を取り除いてあげたいところを選んでレーザー治療をすることを勧められました。
息子の場合は、鼻と肩の青痣をレーザー治療することにしました。
鼻はパッと見て目立つので、特に幼少の頃はそれを理由にいじめられないかが心配なので、まず一番に治療したいと考えていました。肩は、どうしようか迷ったところなのですが、非常に色が濃いのと範囲も狭いため、比較的痛む場所が限定的かつ治療が効果的と考えました。
お尻や背中、足に広がっているものは消えるかもしれないし、そもそもあんまり見えないし、見えてもそんなに気にならないという判断です。もし将来気にするようであれば、子供自身が治療するかどうかを選択してもらえば良いとも考えました。
私たちの場合は、前回の診察で「次回からレーザー治療を始めるかもしれない」ということを聞いていたので、治療する部位や方針を話し合っていたのでスムーズに決められました。結構なスピードでその判断を求められることになるので、事前に考えておくことは必須だと思います。
レーザー治療まで
ということで、治療する部位が決まったら、レーザー照射に向けて、その部位に麻酔を塗っていきます。妻が医師と一緒に麻酔を塗るときに息子を見てもらいつつ、私が船坂医師と話をしてレーザー治療に関する副作用や治療後の過ごし方の説明を受けて同意書にサインをする、という感じでした。
- 全身麻酔は2万人かに1人くらいの割合でショックを起こす人がいるので、体質に合わない場合は麻酔を塗るだけで被れてしまう可能性はある
- レーザー治療をした結果、しばらくは茶色くなってしまうことはあるが、それはそのうち治る
- レーザー治療後、1週間ほどその部位に塗り薬を塗る必要がある
- レーザー治療後、1週間ほどでかさぶたができてくるので、それを取らないようにする
- レーザー治療後、その部位を長時間直射日光に当てないように気をつける必要がある
主にはこういった内容でした。
また、レーザー治療を行う期間は3ヶ月ごと、ということで、次回の予約をしました。これは、治療の効果もそうなのですが、何より3ヶ月ごとにしないと保険が効かない、という理由もあるようです。
パパかママ、一人だけで来院した場合、これらのことを一人でこなさなければならないので、必然的に子供は医師に任せることになります。当然、子供は泣き叫びますが、一人だとその相手をすることができません。とても大変ですので、少なくとも2人でくることをお勧めします。
レーザー治療
そうこうしているうちに、レーザーを照射する部位に麻酔を塗り終えて、麻酔が効くまで(&レーザー治療の順番が来るまで)待合室で待機ということになりました。
この待機時間がまた30分ほどあります。そもそも、麻酔を塗られる時点で子供は泣き叫んでいますので、この30分というのはとても長い時間だと思います。
そもそも、家で授乳をしてきてからこの時点で3時間近く経っているのも少し誤算でした。鼻がこんな感じなので、顔を押し付けてしまうかもしれない授乳はちょっと難しい状態です。
私たちの場合は、ミルクも持参していたので、少しミルクを飲ませて落ち着かせて待機しました。ここまで書いた通り、結構な長丁場になりますので、病院に到着したら一度授乳をすると良いですね。次回からそうしようと思います。
時間になりレーザー治療の部屋に呼ばれると、赤ちゃんを医師に預けてカーテンの外で待機。レーザー治療は3分ほどで終わったのですが、やはり子供は泣き叫んでいました。かわいそうな気持ちにもなりますが、治療のためと割り切るしかないですね。終わった後、抱っこしてればすぐにケロッとするので、そんなに心配することはありません。
終わった後お会計ですが、やはり乳幼児医療費助成制度(マル乳)により無料です。点数にして5000点ほどだったので、3割負担ならば¥15,000くらいでしょうか。助かりますね。
この後は、薬局で塗り薬をもらって終了です。
まとめ
レーザー治療をするにあたり、
「痛いのは子供がかわいそう」
という思いがあるご両親もいるかと思います。
確かに、レーザー治療前に麻酔を塗るときや治療中はかなり泣き叫んではいますが、終わった後は2分くらいでケロッとします。
3ヶ月ごとにレーザー治療をしなければならないので、病院に行くための負担もそんなにかからないのではないかと思いますので、目立つ箇所に青痣があり悩んでおられる方は、一歩踏み出してみても良いのではないかと思います。何より、子供のうちであれば、自治体にもよりますが金銭的負担はかなり少ないです。
また3ヶ月後、2回目のレーザー治療を終えたらその様子をまとめていきたいと思います。