こんにちは。
先日、金町にできる新築マンションの「シティテラス金町」を見学に行ってきました。
大規模な再開発によって一つの街が出来上がる、広大な敷地内に緑が広がる魅力的なマンションでした。
この記事では、見学に行ってきた感想や、売り出し価格についてご紹介したいと思います。
物件の概要
シティテラス金町は、東京ドーム7個分もの広大な敷地に、住宅・商業施設・公園・大学が一体となって出来上がる、大規模な再開発の最後を飾る、総数610邸の大規模分譲マンションです。
最多となる部屋の間取りは3LDK・70平米で、価格帯は安価なものでは4280万から供給されるということで、東京23区の中では比較的手が届きやすい物件のようです。
駅からは、一番駅に近いエントランスまでで徒歩10分とのことで、駅チカというわけではありませんが、それを補って余りある広大な敷地や緑といった魅力に溢れるマンションです。
また、東京理科大の図書館や学生食堂など、大学の施設が利用できることも大きな魅力の一つです。
マンション内の共用施設は?
大規模なマンションということで、共用施設もそれなりに充実していました。
- ラウンジ+ライブラリ
- キッズルーム
- パーティルーム
- ゲストルーム
- フィットネス
といった設備が兼ね備えられているようです。
また、管理人は2人・24時間体制とのことでした。
個人的には、フィットネスは管理費がかかる金食い虫の印象が強いのですが、これだけの設備が備えられていても月に支払う管理費は¥13,000とのことでしたので、大規模マンションならではの強みなのかな、と思いました。
駐輪場は、各世帯2台ずつ確保されており、駐車場は自走式駐車場で300台ほどの台数が確保されているとのこと。駐車場の価格は、1Fが一番高く¥16,000ほど、1つ上がるごとに¥1,000ずつ下がっていくようです。
部屋の間取りは?
詳細な間取りは、公式ページの間取りに掲載されているのでそちらをご覧いただければと思います。
主な間取りは上記の2つのようです。
特に、最多となる3LDK70平米の間取りは、左右が反転するだけでほぼほぼこの形だとのことでした。
部屋の設備は?
備え付けられている設備や部屋の仕様は、以下の通りでした。
- ディスポーザー
- キッチンの浄水器
- ベランダにスロップシンク
- 二重床・二重天井
- トイレは従来のトイレタンク型の水洗
- 線路側の住戸は二重サッシ
- ミストサウナ
- 天井高は250cm、下がり天井もほぼない
- アウトフレーム構造
大規模マンションということもあり、ディスポーザーは標準でついていました。また、ベランダにスロップシンクがついているのも高ポイントですね。
逆に、トイレが分離水洗でないことや、食洗機がオプションであるところは少し気になるところでしょうか。食洗機は、つけたい人は自分で取り付けられるからそれで良いのかな?
気になる価格帯は?
管理費・積立修繕金は、いただいた資料によると以下の通りでした。
間取り | 管理費 | 修繕積立金 1年目〜4年3ヶ月 | 修繕積立金 4年4ヶ月〜5年目 | 修繕積立金 6年目〜9年3ヶ月 | 修繕積立金 9年4ヶ月〜10年目 | 修繕積立金 11年目〜15年目 | 修繕積立金 16年目〜30年目 |
85平米・4LDK | ¥14,775 | ¥8,150 | ¥8,430 | ¥14,860 | ¥14,940 | ¥21,380 | ¥24,310 |
75平米・3LDK | ¥13,125 | ¥7,170 | ¥7,420 | ¥13,080 | ¥13,160 | ¥18,830 | ¥21,410 |
70平米・3LDK | ¥12,305 | ¥6,700 | ¥6,920 | ¥12,210 | ¥12,290 | ¥17,580 | ¥19,980 |
30年間修繕積立金を払い続けたとすると、平均した月額は4LDKで¥22,925、3LDK70平米で¥19,005になります。
最近はどこも管理費・修繕費はお高いですが、他と比べると比較的安価な印象はありますね。特に、管理費は大規模の強みでしょうか。
第1期で売り出されている肝心のお部屋のお値段は、こんな感じでした。
A棟(南・線路間近・70平米) | 8F〜10F | 11F〜12F | 13F〜14F | |
4,880万 | 4,980万 | 5,080万 | ||
B棟(南東・前に15階建てのマンション・70平米) | 1F | 2F〜5F | 6F〜9F | 10F〜14F |
4,280万 | 4,380万 | 4,480万 | 4,580万 | |
C棟(南・B棟の影・75平米) | 13F〜15F | 16F〜17F | 18F | |
5,380万 | 5,580万 | 5,780万 |
特に、赤字の部屋は既にほぼ完売状態でした。B棟は上の階でも目の前のマンションが見えるため、下の階ではなおのこと眺望が望めないので、その分価格が抑えめになっているようです。
逆に、一番条件が良いであろう、南向き70平米の部屋は、そこそこ上の階でも5,000万前後で購入できるということで、東京23区としてはかなりお求めやすい価格になっているように思いました。
ただ、線路沿いなので、二重サッシとはいえ音がゼロになることはないでしょうから、気になる方は気になるでしょうね。営業の方は気にする方はほとんどいませんよ、と言ってはいたものの、完全にポジショントークですね。
資産性は?
マンションを検討するにあたり、最も重要であろう資産性はどうなのでしょうか。
3年前に同じ敷地内に売り出されたシティタワー金町は、築3年で分譲価格から97%程度での成約事例があるようです。既にやや値下がりしているということですね。
シティタワー金町は駅徒歩12分ということで、シティテラス金町よりやや奥にあるということもありますが、やはり駅チカではないという面が資産性という面ではやや見劣りするのかもしれませんね。
金町という街自体、東京都による再開発指定都市のようですので、今後も何かと新築マンションが多く建設される予定があります。当然、シティテラス金町より駅チカの物件も多く出るでしょうから、資産性という面ではそれらの物件と比べると、見劣りするのではないかと思います。
ただ、新築マンションと合わせて新たな商業施設もでき、街自体が再開発されて街並みも綺麗になるということですので、街自体の価値は上がると考えて良いのではないかと思います。
まとめ
最初にも述べたとおり、シティテラス金町は資産性を補って余りある広大な敷地や緑、商業施設が一体となった街区ではありますので、「住む」という観点では非常に良い環境なのではないかと思います。特に、小さい子供を育てるファミリー層にはおすすめかもしれませんね。
逆に、10年ほどで住み替えるのであれば、駅チカで資産性が高い物件を選ぶべきかもしれませんね。結局は、マンションを購入するにあたって大切なものは何か、ということでしょうかね。