先日、妻のスマートフォンのSMSに、DMMドットコムを語った架空請求のメッセージが届きました。
我が家の場合、一目見て架空請求だと気づいたので被害には合いませんでしたが、同様のメッセージは多くの人に送られているようですので、注意喚起ということで記事にまとめたいと思います。
メッセージの内容
いきなり、こんな感じのメッセージがポンっと送られてきました。ぱっと見、「何か忘れているのかな、大変だ!」と思うような文面ですよね。
そもそも、DMMドットコムを利用した覚えがない人であれば、その時点で利用していないわけですから、その時点で明らかな架空請求です。
私はトラブルに巻き込まれるのは面倒なので電話をしませんでしたが、電話をすると
- 氏名
- 住所
- 生年月日
- 連絡先
などを聞かれた後、最近の詐欺手法でよく使われる「Amazonギフト券」などで支払いを求めてくるようです。
架空請求の見分け方
よく使われるキーワード
まず、身に覚えがないにも関わらず、支払いを焦せらせるような言葉が入っていた場合はまず疑ってかかりましょう。
- 身辺調査
- 法的手続き
- 未納料金
- 最終通告
- 本日中に、など日付が明確ではない謎の期限
そもそも、本当に未払いなどがあり、そういった通知がくるのであれば、内容証明による郵便で届くのが普通です。SMSで届くなんてことはあり得ません。
※内容証明は、「いつ、どんな手紙を送ったか」を証明するだけで、中身が正しいことを証明するものではありません。税務署などの行政機関であればともかく、身に覚えのない通知であれば、内容証明でもきちんと確認することが必要です
記載された連絡先で検索してみる
今回ですと、「03-6709-1537」ですね。絶対に電話してはダメですよ!
Googleで検索してみると、一目瞭然です。
同じようなメールは多くの人に送られているので、大抵はインターネットに情報があります。「怪しいな」と思ったら、検索してみるようにしましょう。検索してみるようにしましょう。
電話をしてしまったらどうなるの?
電話をしてしまうと、上述した通り
- 氏名
- 住所
- 生年月日
- 連絡先
などの情報が聞かれます。
途中で怪しいと気づいて電話を切ったとしても、少なくとも電話をかけた番号は記録されてしまいますよね。
詐欺グループからすると、この電話番号は「詐欺に引っかかってくれるかもしれない人たち」のリストです。要は、「この電話番号は騙しやすいぞ」と思われてしまうわけですね。
そうすると、次から次へと架空請求が届く可能性があります。ですので、面白半分でも絶対に電話をしないようにしましょう。
個人情報を渡してしまった場合は?
架空請求と気づかずに個人情報を渡してしまった!さらには支払ってしまった!という場合は、すぐに警察などに連絡をするようにしましょう。
警察や金融機関に通報する
架空請求に対してお金を払ってしまったことに気づいたら、すぐに警察に通報しましょう。「#9110」に電話すると警察の相談窓口につながります。
Amazonギフト券などが詐欺に使われるとはいったものの、銀行振込といった金融機関を介するものであれば、すぐに振込先の金融機関にも連絡しましょう。振り込め詐欺救済法によって、振込先口座を凍結して被害金額を返してもらえる可能性があります。
ただ、こちらの場合は振込先口座のお金がすでに出金されていると、口座を凍結したところでお金がないわけですから、お金を回収することができません。犯人が出金する前に、出来るだけ早く連絡することが重要です。
消費者センターに相談
局番なしの「188」(消費者ホットライン)に電話すると、最寄りの市区町村の消費者センターなどに繋がります。受付時間は相談窓口ごとに違いますが、平日の午前9時から午後5時となっている窓口が多いようです。
まとめ
ここ最近、架空請求に限らず詐欺の手法はどんどん巧妙になっています。
ちなみに、少し調べてみたところ、近年はメールだけでなく「ハガキ」による架空請求が急増しているようですので、こちらも注意が必要です。
インターネットを通じて生活が便利になる反面、そこに罠を仕掛けてくる悪い人もいますので、自ら自衛するための知識を身につけていくようにしましょう。
今回ご紹介した、詐欺に引っかからないための確認ポイントは、以下の3点でした。
- 身に覚えのない請求は無視する
- 支払いを焦せらせるようなキーワードに注意する
- 指定された連絡先で検索してみる(絶対にいきなり電話しない)
皆様が詐欺に引っかからないことを祈っています。